重度障害者訪問介護の仕事で大変なこと

お年寄りの介護は、誰しも歳を取るわけであるので、
みんな歳を取るのは嫌だなと言いながらも、歳を取った自分を受け入れていることだ。
歳を取った自分を心から嘆く人は少ないと思う。誰しも若く元気な時代があったわけで、
だんだんと歳を取ったからである。

でもALS等の病気の方は違う。
若くてもとても幸せいっぱいの生活を送っていても、ある日突然自分がその病気に
かかってしまった事に気づく。そしてだんだんと身体が動かなくなっていくのだ。
身体は動かないのに、頭はしっかりしているのでそんな自分を受け入れるなんて、普通に考えて
無理だと思う。その病気になっていないお前に何が分かるんだという感じではあるが、これはただの
私の勝手な考えであるのことを分かっていただきたい

若くしてALS等の病気になってしまい身体が動かなくなってしまった方のメンタルはかなり弱ってしまっている。当たり前だ。

その気持ちを汲み取り、寄り添い真摯に向き合い、患者さんがこの人なら私のつらい気持ちを少しでも分かってくれるんじゃないかと思ってもらえるように介護をしなければならない。
信頼関係が結べなければ続けられない。そんな繊細な仕事であるので、お年寄りの介護のように
資格がなくても誰でもできるというような簡単な仕事ではない。
でも、これは私の勝手な考えであるが、お年寄りの介護よりかなりやりがいを感じる。

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